小さい頃からできる特技があります。
それは「待て」です。
飼い主さんがいいよと言うまでいつまででも待っていられます。
ちょこんとお座りしてじーっと待っています。
飼い主さんはぼくがどのくらい待っていられるか時々試すことがあります。
そんなことをしても無駄。だってそれは無限だから。
またクッキーを近づけていいよと言う前に食べてしまわないか試すこともあります。
そりゃ食べたいけど…まだいいよって言われてないからな。
気をそらすために顔を背けて何とか回避します。
ね?すごいでしょ?
ぼくはどうやっても待っていられる忠実な犬なのです。
ぼくにとって飼い主さんのいいよという言葉は
魔法の言葉です。
またこの言葉が善悪の判断材料となっています。
飼い主さんがいいと言えばいいこと。
逆にだめと言えば悪いことなのだという認識がぼくにはあります。
こうやって人間社会の善悪を学んでいるのです。
ちなみにぼくがこの「待って」と「いいよ」と「だめ」を覚えたのは
もう遥か昔のことです。
どれも一回で覚えました。
だから飼い主さんは何の苦労もしていないかと思います。
実際、飼い主さんもラクをさせてもらっているとぼくに感謝の言葉をよくよくかけてくれます。
また飼い主さんはぼくに何かを教えるときは必ず身振り手振りを加えてくれます。
特に手の動きと言葉は連動していて言葉と共に動きも覚えています。
最近では声がなくても手の動きだけでも判断ができるようになりました。
もしも飼い主さんが声を失ったとしてもぼくは飼い主さんの声なき声を身振りで知ることができるのです。
すごいでしょ。
こんなに覚えがよくていい子はぼくくらいしかいませんよ。
だからこれからも大切にしてくださいね。
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