ぼくが覚えていて意味を認識している言葉はいくつかあります。
「お散歩行く?」
これもわかっている言葉の一つです。
飼い主さんがぼくにそう話しかけられると嬉しくて嬉しくて仕方がありません。
あたりをクルクル周り、お散歩の準備を急かせます。
飼い主さんの動きが速いときはあっという間に着替えを済ませて
すぐにお外に出られるのですが、逆にもたもたしているとなかなかお外へ繰り出すことができません。
そんなときはぼくのお洋服が収納してあるクローゼッ行って行って
早くここから今日のお洋服を出してよ、早く準備しようよ、と言わんばかりに圧をかけます。
それでも飼い主さんの動きが遅いときはお散歩バッグを引っこ抜こうと試みます。
それでもそれでもまだ遅いときは飼い主さんのところに戻って膝の上に乗ります。
さぁ行こうよ、と飼い主さんの顔を見るのですが、まだ動こうとしません。
そういうときは肩の上に乗ります。
ここまですると飼い主さんの重い腰がやっと動くのです。
ぼくはそうと決めたら行動は素早いのですが飼い主さんは時と場合によりその差が激しいです。
やる!と心に決めて行動し始めるとしっかり動けるのですが、
その気持ちが一向に生まれないときは石のように動きません。
そんなぐーたら飼い主さんもぼくがいることでやらなければならないことをするようになってきました。
特にぼくのことならなおさら。
自分のことはさておき、ぼくのこととなると人が変わります。
ちゃんと動いてくれます。
まぁぼくがお尻を叩いて動かしているのですがね。
ぼくがいることで飼い主さん自身にも変化があります。
そのほとんどがいい変化。
規則正しいぼくを見習って不規則な飼い主さんは生活を見直して
少しは向上しているかのように思います。
そういう意味でもぼくは飼い主さんの支えとなっているのです。
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