夕方の散歩。
病院に行って何でもないとのことだったので、ぼくはいつも通りお散歩を楽しもうとお外に出ました。
いつものようにてくてく歩いて信号をダッシュで渡ろうとしたら・・・
またしても右足がおかしい。
痛み止めを飲んでいるせいか痛みは感じませんが、
思うように歩けず、右足が上がってしまいます。
歩いていても3回に1回くらい右足が内側の方向に変な風に曲がってしまう・・・
ぼくの異変にすぐに気づいた飼い主さん。
心配になっていてもたってもいられず、近くにあった動物病院に駆け込みました。
前日にいつもの病院に行ってレントゲンを撮ったときには大丈夫だと言われたのだけれど
やっぱりおかしいのでセカンドオピニオン。
違う病院でもう一度診てもらうことにしたのです。
また病院かぁ・・・
ぼくは気が乗らずブルブル震えが止まりません。
病院に着いて事情を説明したらすぐに処置室へと案内してくれました。
まずは体重と体温を測って・・・2.2キロ。少し痩せてました。
そして院長先生に診てもらったらやっぱり脱臼しているとのこと。
飼い主さんもぼくの右足を触りながら確認しています。
カクカクしているぼくの右足。
すぐにレントゲンを撮ることになりました。
その後先生から説明を受けます。
ぼくは何のことなんだかよくわからないので代わりに飼い主さんが真剣に聞いています。
診断結果は脱臼のステージ3。
先生曰く、手術をした方がいいとのことでした。
ぼくの足は生まれつき脱臼をしやすい骨格だということ。
レントゲンと骨の模型を診ながら今の足の状態を詳しく説明してくれました。
靱帯の損傷まではしていないものの非常に脱臼しやすい状態でこのままにしておくと動けなく可能性があり、
そうなると手術もできなくなってしまうのだそうです。
手術で骨を削って正位置に戻すために糸で繋ぐ工程を踏むとのこと。
大体1週間の入院、1ヶ月くらいは歩けなくなるそうです。
今までこんなに大きな病気をしたことがなかったし、いたって元気に過ごしていたので
手術、入院、歩けないなどのワードを一気に飼い主さんもぼくも大きな衝撃を受けています。
すぐに手術をしなければならないわけではないそうですが、なるべく早い段階で行った方がいいらしいのですが、
あまりの衝撃で頭が真っ白。正常な判断ができなくなっています。
とりあえず前日にもらった痛め止めと胃腸薬を飲みながら2,3日様子を見ることになりました。
それから再診してぼくの身体を詳しく検査して手術に耐えられるようならスケジュールを組んでいくという流れみたいです。
まさかこんなことになるとは・・・
元々脱臼しやすい子だとは主治医の先生から言われていたけれど、
今までとくに何の問題もなく過ごしていたので驚きが隠せない状態です。
ぼくは我慢強いから手術自体は耐えられるでしょう。
でも一番心配なのは1週間の入院と1ヶ月歩けないという事実。
飼い主さんと離ればなれでしかも知らないところに1週間もいなければならない。
きっと痛みもあるだろうし、心細くて仕方がありません。
面会は病院が開いているときならいつでもOKらしいのですが、
それでも飼い主さんと会える時間はわずか。
さみしくてさみしくて。それがいちばん辛い。
そして歩くのが大好きなのに1ヶ月もの間安静にしていなければならないのもとっても辛いです。
どうなってしまうのだろう。
先生は手術っていってたけど本当にしなければならないのかな。
一生この脱臼と付き合いながら生きていくという子もいるらしいのですが、
ぼくの場合、無邪気に遊んでいる合間に大きな脱臼を起こしてしまったり、靱帯まで痛めてしまう恐れが多いにあります。
やっぱり手術は逃れられそうにありません。
来るべきときが来てしまったのでしょう。
ぼくも飼い主さんも不安でいっぱいですが、元気に歩けるようになるために頑張ってみようと思います。
今日のところはこの辺で。
飼い主さんは不安とストレスで発狂しそう&肌の調子が悪化し始めています。
病院から帰ってきてから至って元気にしているぼくを見つめて涙をしながら
「チロばっかり辛い思いをさせてごめんね」
と声をかけてぼくを抱きしめてくれています。
飼い主さんのせいではないのですが・・・
ぼくは生まれつきいろいろと抱えているものがあるだけ。
神様は耐えられる試練しか与えない。ぼくだからこそ耐えられると思って神様が与えてくれた試練。
辛い気持ちもあるけれどぼくは絶対に乗り越えて見せます。
そしてまた元気に走り回れるようになりたいと思います。
それまでしばし休憩です。
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