飼い主さんの上で眠るのは極上の時間です。
身体のぬくもりと愛情に包まれいつも以上に深く眠りの世界に誘われます。
ぼくがあまりにも気持ちよさそうに寝ているものだから
起こさないように細心の注意を払ってくれます。
飼い主さんは微動だにせず。
飼い主さんの呼吸に合わせてぼくも寝息を立てます。
息遣いだけで繋がっているような感じがして
なんだか安心感を憶えるのです。
ぼくはつくづくこの人と出逢えてよかったと思います。
その気持ちは飼い主さんも同じ。
ぼくのことをたくさんの愛情で優しく包んでくれるので、
ついつい甘えすぎてしまうのです。
人間の言葉で「溺愛」というものがあるらしいのですが、
まさしくこの言葉が当てはまるでしょう。
ぼくがこの家に来て、月日が経っても飼い主さんの愛情は変わることがありません。
むしろ愛が増しているような気さえします。
ペットを飼っている人はみんなこうなるのでしょうか。
飼い主さんはペットを飼った経験が今までなく、
ここまで愛情を注いで育てられるのか正直心配だったようです。
また周囲の人は、ここまで飼い主さんがぼく一色になるとは思ってもいなかったようです。
人って変わるものなんですね。
ぼくが飼い主さんを変えました。
人生には色々な出会い・経験をするもの。
その一つひとつが人生を形成していくのだということを実感しています。
良い経験も悪い経験もひっくるめてそれが血となり肉となり
充実した人生を送れるようその日その日におこる様々なことを
大切にしていきたいと思います。
命ってすばらしいものです。
飼い主さんがぼくによって変わったように
ぼくの何気ない日常を見た人が少しでも元気になってくれたら嬉しいな。
生きる力、信じたい。
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