飼い主さんは、毎日いろいろと忙しいようです。
ぼくをおいてお外に出かける日もあります。
ぼくを独りにするなんて…
ぼくは必至でいく手を阻んでみます。
それでも支度を進める飼い主さん。
どうにかしなければ。
飼い主さんの後を追って…
必死の抵抗をします。
それでもやっぱり飼い主さんを止めることはできません。
最後のあがき。
玄関で淋し気な顔をして上目遣いで飼い主さんを見つめます。
ぼくをおいて行かないで。
「ごめんね、一緒にいたいのだけど、どうしても行かなきゃいけないの。
用事が済んだらすぐに帰ってくるからおりこうさんで待っていてね」
「それからこのおうちを守っていてね」
そう言い残して飼い主さんは出て行ってしまいました。
ぼくはこの家を守るという大事な任務を与えられました。
飼い主さんがいないのは寂しいけれど、
飼い主さんからの言いつけを守り、任務を遂行したいと思います。
さぁぼくにとっても忙しい一日になりそうです。
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