ぼくは飼い主さんのお話をよく聞く犬です。
一字一句漏らさぬよう大きな目を見開いて飼い主さんをじっと見つめ、
耳をダンボにして飼い主さんの声がよく届くようにそちら側に向けて
よくよく聞きます。
小さい頃から変わらずよく聞くので、覚えも早い方だと言われます。
リスニング力は人間にとっても犬にとっても大切なのようです。
飼い主さんはというと耳があまりよくないよう。
よく聞き間違えをしますし、聞こえないことが多々あります。
ぼくが思うにきっと聞く気がないのが半分くらいなのでしょう。
注意して聞くことに集中すればもっとリスニング力がつくように思うのですが。
こんな感じなので案の定英語は上達せず、言語能力は低いと言った方がよいでしょう。
もしかするとぼくの方がそのあたりの能力には長けているかもしれません。
ぼくがもし人間だったら非常に聡明なイケメンになっていること間違いなしです。
そんなことを想像してはにんまりしています。
もし人間だったら・・・
時々考えてしまうことです。
でも神様から与えられた身体は犬。
それはそれで満足してはいますが無い物ねだりをしてしまうこともあります。
特に飼い主さんと一緒にいるともしぼくが人間だったらもっともっといろいろなことができるし、
今よりもさらにコミュニケーションがとれるのにな、と思います。
それは飼い主さんも同じなようで、ぼくの気持ちがもっともっと理解できればいいのにね、と
よく話しかけてくれます。
叶わない夢ではありますが、人間と犬の間でも十分に意思疎通ができると信じています。
そのためにぼくは一生懸命飼い主さんからいただく言葉一つ一つを心にとめるよう努力しているのです。
そんなぼくの行いが少しでも報われるといいな。
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